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マウスのボタン感度不良の修理もしくは応急処置と、ホイール回転感度不良に対するメンテについて

Servause -

Hikâye görseli
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Sorunum

私はゲーマーでクリッカーゲームも好きだったりするので、壊れやすいものが2つあります。何かといえば、利き手の手首とマウスの左ボタンですね。前者の交換や修理もやりたいのですが、かの有名なスカイウォーカー親子と違って私にはできないので、今回扱うのは後者になります。

そんなわけで、数ヶ月もマウスを使うと大体左ボタンの反応が悪くなってきます。使っているマウスの調子が悪くなってきたので新しいマウスを買おうと思ったところで思い出しました。そういえば、昔別のマウスを使っていた頃は、ボタンの接触不良を修理して使っていた、ということを。

症状的には大きく変わらないし、マウスの構造も(ボタン周りは)そうそう変わるものでもなさそうなので、今のマウスも直せるんじゃないか。そう思って試してみることにしました。

あと、別件の作業をしていたらホイールの回転検出不良を起こした同じ型のマウスが見つかりました。掃除だけで直りそうな気がしたのでそちらもついでに試してみることにしました。

なお、掲載した画像は最初の修理完了後に撮り直したものです。

Tamirim

修理するマウスはBuffalo製の型番BSMBU518Mという製品になります。NEO FITマウスの有線接続タイプという位置付けになるようです。外観がほぼ同じ形状の無線接続モデルや色違いモデル、型番違いの有線接続モデルなどがあるようですので、そのような姉妹モデルなら分解手順も大体同じかと思います。外観については画像1枚目の右側を参考にして下さい。なおマウス表面が滑らかすぎて作業スペースなどが映り込んでしまったため、画像に修正を加えてあります。

修理するためには筐体を開ける必要がありますが、底面を見てもネジが見当たりません。本当にない可能性もありますが、あるとすれば4枚の樹脂製の足の裏にネジ頭を納める円形のくぼみがあるはずです。くぼみがあるなら、樹脂製の足を強く押し込めば凹む感覚があることで見つけられそうです。

試してみると、左右と手首側の3箇所にそれらしきくぼみがありそうなので、足を剥がしてネジを3本外せば良さそうです。そう思って足を剥がしましたが、結果的に外せたネジは1本だけでした。くぼみとねじ穴は確かに3組ありましたが、なんと左右の足の裏にはネジが取り付けられていなかったのでした。姉妹モデルの場合は左右のねじ穴にもネジが取り付けられている可能性はあります。

足を剥がす作業はJimmyを使えば簡単にできました。接着が強力だった場合に備えて(iOpenerと言いたいですが持ってないので)ヘアドライヤーを用意していましたが、全く必要ありませんでした。ネジは#1のプラスドライバーで問題ありません(#0でも代用可能です)。

ネジを外してから筐体の隙間にJimmyを差し込んで隙間を広げていきましたが、本当はオープニングツールかオープニングピックを使った方がいいと思います。これから作業をする方はそちらを使って下さい。手首側は隙間が開きますが、ネジがない指先側が引っかかっていて筐体上側を持ち上げることができません。試行錯誤した結果、筐体上側を指先方向にずらすと外すことができました。2枚目の画像を見てもわかりづらいのですが、筐体上側の接続ケーブル両脇に大きい爪が2つあって、筐体下側の穴に引っかかって固定される構造になっています(ということに2度目に分解した時に気づきました)。

筐体の固定が外れても、この時点では親指ボタン用のケーブルが基板に接続されているので、筐体上側を完全に分離できません。下側の基板上に接続コネクタがあるので、接続を外して下さい。若干固いかも知れませんが、抜け止め防止用の爪などはないのでコネクタを引っ張るだけで抜けるはずです。

まずはホイールの問題が掃除で直るかどうか検討します。

ホイール周りの外観が予想と違っていたので驚きましたが、ホイールの軸の左側が密閉型のロータリーエンコーダーに挿入されていて、そこで回転を検出しているようです。ちなみにクリックの検出は、ホイールの軸の右側が押しボタン用のスイッチの上に載っていて、スイッチが軸でおされることで行われるようです。言われてみれば、ホイールをクリックした時に右側の方が大きく動く感触はあります。コストダウンを考えてのことだと思いますが、これでちゃんと動くんだなぁと驚きました。

回転検出部分が外から見えていないしゴミが入りそうな構造でもないのですが、ロータリーエンコーダーのすぐ横のホイールの軸に糸くずが絡まっていました(画像には写っていませんが、作業完了後に写真撮影のため改めて分解したためです)。回転検出不良の原因になっている可能性もあるので掃除をすることにします。

ホイールをロータリーエンコーダーから外さないと完全に糸くずを取り除くのは難しいですが、外す作業は若干難しいです。画像では見づらいですが、ホイールとロータリーエンコーダーやクリック検出スイッチの間には、筐体下側からホイール軸を支えるように支柱が立っています(が、支えているわけではないはずですので、構造的な必要性がよく分かりません)。この支柱が邪魔でホイールを外せないので、まず基板を筐体から外す必要があります。基板はネジ2本で固定されているだけなので、#1(か#0)のプラスドライバーでネジを外せば基板をまっすぐ上に持ち上げれば外すことができます。

あとはホイール軸をロータリーエンコーダーから外すだけ・・・なのですが、実はホイール軸清掃作業でここが一番難しい作業です。関連する部品の大きさと位置関係のおかげで、ホイール軸のロータリーエンコーダーに挿入される六角柱部分の先の短い突起が引っかかって外すのに苦労します。ここはちょっとした「知恵の輪」です。問題の突起が意図したものなのか分からなかったのでそのまま作業しましたが、ニッパーなどで切り取ってしまっても問題はなさそうな気はします。

あとはホイール軸に絡まっている糸くずを掃除して(多分一瞬で終わるはずです)から組み立て直します。基板を筐体に取り付け直す前にホイール軸をロータリーエンコーダーに差し込むのを忘れ・・・る人はまずいないと思いますが念のため。まぁ、忘れたことに気づいても基板を外すのは一瞬で終わるので問題はないかと思います。

効果があるのか心配でしたが、ホイールの回転検出不良はなくなったので効果はあったようです。(効果がなかったらそもそもここに書いてないわけですが)。

(ホイール不良とボタン不良は別の個体に起きていたので、ここで1個目のマウスを組み立て直して2個目を分解するわけですが、そこはなかったことにして続けます。)

ボタン不良については、昔別のマウスで行ったことがあるので、先にそちらの話をすることにします。

私はApple Desktop BusマウスIIが使ってきた中で一番使いやすいPC用マウスだと思ってるのですが、実際に使っていた頃はジャンク屋で良さげな個体を買ってきてボタンの不具合を修理して使っていました。なんで新品を買わなかったのかというと、当時はジャンク屋に行けば安価で大量に売られていたから、ですね。

ADBマウスIIの場合は、基板上にマイクロスイッチがあって、そのレバーの先端(確かローラーが付いていたと思います)がボタンの裏側に接触している、という構造になっていたはずです。マウスのボタンの感度が悪くなった個体を分解すると、ボタン裏側のマイクロスイッチのレバー先端が接触する部分が削れているので、そこを何か(私は瞬間接着剤を使っていたと思います)で埋めたり肉盛りすると感度が改善するわけですが、盛る肉厚は1mmにも満たない厚みなので盛り加減に苦労した記憶があります。

ということで今回のマウスの基板を見ると、まずマイクロスイッチがない!代わりに(ホイール軸のものと同じように見える)押しボタンスイッチがあります。これだと高さが足りないんじゃないか、と思って筐体上側のボタンの裏を見ると、ボタンの裏側に支柱に支えられた板状の部分がついていました。この部分が押しボタンスイッチを押すわけですね。この構造ならマイクロスイッチを使うよりも形状の自由度が高そうですし、コストも抑えられそうです。部品成型時の寸法管理を厳しくする必要はありそうですが、よくできた構造だと思いました。

接触面が平らになっていることで、肉盛りの選択肢が増えたのは好都合です。肉盛りをしなくてもスイッチと突起の間に平らな何かを挟めば何とかなりそうです。ということで、手元にあった薄い塩ビ板をその辺に転がっていた普通の両面テープでボタン裏の突起に貼って組み立て直して様子を見ます・・・厚みがありすぎて左ボタンが押しっぱなしになりますし、両面テープの柔らかさのせいでボタンの感触が柔らかくなって個人的には気持ち悪い感じになりました。もっと薄いものを、スイッチと突起の間に両面テープが挟まらない形で挟む必要がありそうです。

厚み的にはマスキングテープを1枚か2枚突起に貼れば良さそうですが、耐久性を考えると紙ではなく樹脂製の板を使いたいところ。最初の塩ビ板では厚過ぎそうなので別のものがないかと辺りを見回すと、お煎餅の外袋がありました。ラミネートされて厚くなってる部分を1枚使うことにします。薄すぎたら1枚増やせばいいし、厚過ぎたらラミネートされてない部分を使えばいいでしょう。

あとは固定方法です。突起やスイッチには貼れませんし、突起の側面に貼るのも難しそうです。ということで、3枚目の画像のように、適当な大きさに切った樹脂板(元お煎餅の外袋)を大体直角に曲げて、片方の内側をスイッチの指先側の側面に貼って、折り曲げた先がスイッチの押し下げ部の上に被さるようにします。左右方向には空間の余裕がなく、手首側に貼ると樹脂板の先端がボタンの裏側などに干渉する恐れがあったのでこの向きになりました。左右方向は本当に余裕がないので、樹脂板の幅はスイッチ本体の幅と同じくらいしかありません。

あとは樹脂板が外れないように注意しながら組み立て直して様子を見ます。画像の状態の場合、ボタン感度は問題ないので厚さは問題ありませんでしたが、ボタンが固くなりすぎました。樹脂板の立ち上がり部分が長すぎるとボタンを押す際の抵抗になるようです。また分解して立ち上がり部分を1mmほど切って組み立てなおします。今度はちょっと固いくらいになったので、とりあえずこれで様子を見ることにします。

組み立て直す際は、分解する時と逆の順番に逆の作業を行えば大丈夫です。つまり、親指ボタン用のコネクタを接続し直して(親指ボタンが邪魔な人は外したままでも可かも)、指先側の爪を取り付け用の穴にかけてから筐体の継ぎ目を合わせて、外したネジを締め付けてから剥がした足を貼り付け直します。有線モデルの場合は爪をかける際にケーブル根本の樹脂部品が正しい位置に納まっていることを確認して下さい。足を固定している両面テープが再利用できなさそうな時は、ごく普通の薄手の両面テープを足に貼ってからはみ出ている部分を切って取り付ければ大丈夫だと思います(私は再利用できたので貼り直していません)。

割といい加減な作業にもかかわらず、作業終了後数日経っても問題は起きていません。ただし、それぞれのマウスの修理しなかった部分に同じ症状が出たので、結局両方のマウスに両方の作業を行うことになりました。掲載した画像は、2個目のボタン修理の際に撮影したものです。

Önerim

結果的にお得に修理(なのか応急処置なのか微妙ですが)できたので、ボタン感度不良で悩んでいる方は試して見てもいいと思います。ただし、マウスによっては分解自体が難しそうなので、できたらラッキーくらいの気持ちで挑戦するのがいいのかも知れません。

試しに、手元にあった別のメーカーのどこでも売っているモデルの分解方法を軽く調べてみましたが、ねじ穴が見えないのはもちろん、足も厚手で接着も固く、押し込んでもねじ頭用のくぼみがあるか分かりませんでしたし、筐体の継ぎ目も狭くて分解するのは大変そうでした。

これからリペアストーリーやガイドを書こうと思っている方(がいっぱい出てきてくれると嬉しいのですが)は、余裕があったら画像を撮影する環境を整えることをお勧めしておきます。このリペアストーリーを書くにあたって一番大変だったのは、掲載する画像の撮影と加工です。画像で肝心なところが見づらいので撮影し直したい気持ちはあるんですが、撮影環境的に確認しながらの撮り直しが大変すぎるので断念しました。その辺ちゃんとすると新しいマウスがいくつも買えてしまうので・・・

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